当院は、慢性頭痛の診断・治療の専門医院です。
あなたの普段の頭痛を正確に診断し(特に今まで肩こり頭痛といわれている場合)、
原因別に、軽くし、さらに回数を減らし、日常生活に幸せをもたらすのが目標です。
(付記1)2021年、片頭痛「予防」の注射薬が三種(エムガルティ、アジョビ、アイモビーグ)、上梓され、頭痛治療の質が劇的に向上しました。効果はほぼ間違いなし、ですが、1日換算で400円強かかる点に考慮を要します。しかし、1年間毎月注射を続けると、その後一定期間は注射なしでも頭痛の回数、程度が減ったまま維持でき、結果的には精神面のみならず、経済的負担も減る、という試算もあります。実際、当院でも数名の方がほぼ頭痛がなくなり、既にいったん中止しています。
今後も中止する方が続々と出てきそうです。関心のある方は、診察時、医師にお尋ねください。※2022年から自己注射も選択できるようになりました。
(付記2)2022年、新たな片頭痛頓服薬、レイボー(ジタン系頭痛頓挫薬)が発売されました。従来用いられてきたトリプタン製剤(マクサルト、レルパックス、アマージ、ゾーミッグ、イミグラン)は、飲むタイミングがとても大切なのですが、レイボーは、服薬タイミングをのがし、遅めに服用した時でも効果が充分に期待できる、という点が画期的です。しかし、服用に際し注意点もあるお薬です。
土・日・祝も、午前は診察可能。
(計画休診はお知らせをご覧ください)
しかし、再診の予約患者さんで若干込み合っておりますので、
初診の方は、予約なしでの受診をお願いしています。
その際、ご連絡は不要です。
診察の開始まで、1時間程度は待ち時間があることを考慮に入れ、
時間と気持ちにゆとりをもって、お越しください。
再診で、予約の日に来られなかった方も、同様にお願いいたします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しはご遠慮いただいております。
2020年2月から、1時間当たりの予約患者さんを最大7名、
平均5名に減らしたため、待合室が密になることはありません。
ただし、
- 何時何分から始まった、というような急な頭痛
- 経験のない激しい頭痛
の場合は、当院ではなく、救急車を呼んで大病院を受診しましょう。
それほどの頭痛ではないけれど、
つらい時は、無理なさらずに、状態の良い時にお越しください。
頭痛の診療には時間がかかりますので、つらいときには十分なお話ができかねます。
また、待ち時間にいらいらするようでは、
折角の診察が、もったいないものになりかねません。
あなたと私の幸福のため、ぜひご協力ください。
なぜなら、当院は、日本頭痛学会や論文で学んだことを、自分の診療体験と照らし合わせながら診察する愚直さ以外、なにもない医院だからです。
人を敬う気持ちに欠ける方、待ち時間に理解のない方はお断りいたします。
- 診察の流れ
待合室の自動血圧計で血圧を測定、保険証などと併せ、基本カードに住所、氏名、電話番号、お薬のアレルギーの有無など、必須情報を記載していただきます。
次に、頭痛の性質、いつからか、頻度、付随する症状、今までに受診した病院、検査、治療、お薬は何を月に平均何回くらい服用するか、家族歴、などの記入をお願いします。
頭痛があなたの生活にどの程度影響を与えているか(HIT-6)、うつの自己チェック(SDS)も同時に行います。
それらができたら、当院オリジナル、慢性頭痛の診断と治療の資料にゆっくり目を通しましょう。
あわせて、頭痛ダイアリーもお渡ししますので、ダイアリーの付け方もご覧ください。
それらが済むのに、1時間以上かかりますので、そのうちあなたが診察室に入る番になるでしょう。
初回の診察に要する時間は、人によって異なるものの、おおよそ30分前後と考えてください。
したがって、待ち時間、会計と合わせると、2時間以上になります。
この間、大人しくできない方は、「大人の発達障害」かもしれません。
ただし、初診の方が集中する日は、待ち時間が長引きます。
例えばあなたが「肩こりから頭痛が始まるんです」と言ったとします。
すると、多くのお医者さんは『片頭痛』を『緊張型頭痛』と勘違いしてしまう事をご存知ですか?
これが当院の設立理念です。新たに開業なさる先生方の理念でよく見かけるのは、「地域医療に貢献し」の文言ですが、当院では、「幸福のために」です。どこに違いがあるのでしょうか?