白鳥内科医院

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鵠通信

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医院の概要

〒430-0814
静岡県浜松市恩地町192
電話:053-427-0007
Fax:053-427-0005

診療科
内科
神経内科
小児科
リハビリテーション科

診療時間
○月・火・金
8:30〜11:00
15:30〜17:30
○土・日・祝
8:30〜11:00

休診日
○水・木休診
 (水・木は、祝日でも休診)
臨時の休診は お知らせ をご覧ください。おおむね1〜3か月先まで、表示してあります。

なるべく待ち時間を短くするためには、朝9時前に早めに来院なさるか、比較的すいている午後5時前の受診をお願いいたします。
受付さえ済ませれば、「初めて経験する頭痛」でなければ、いったんの外出も可能です。

当院の総合サイトは
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鵠通信 第126号

2013−2014年末年始 ロンドン・マドリ・パリ見聞記。

年末年始は、たいがい機内で有名人とごいっしょするものだ。
今回は中田英寿さんでした。
フランス大会から日韓、ドイツと3大会連続WC観戦していたころがなつかしい。
ご本人は、サッカー選手らしく、あまり筋肉むきムキという感じではなく、体幹バランスがよかったのは足が短いからか?勝手なこと申しております。報道によると、チェルシーのチャンピオンズリーグの試合を観戦し、モウリーニョと言葉を交わしたそうです。プレミアの試合を見た私たちとは日が違いました。

今回は、写真なしの旅行記に挑戦。
写真撮る、整理するのが面倒になってきたから?
それもあるが、短いながら脳裏に刻む旅、がテーマだ。
目指すイメージとしては、イタリア個人旅行記の星、リンバさんの「イタリア旅行は楽し」ですね。
旅のスタイルとしては、半年前にはエアとホテル、主たるイベントを決めて、あとは仕事の余裕を見ながら細かい点をつめていく。お祭り、オペラ、バレエ、音楽、絵画、建築、サッカー、お食事などが主な関心。つまり、旅の骨格は早めに決め、あとは現地で気の向くまま、というスタンス。今回は、仕事のストレスが多い時期が続き、食事どころの調べまではできていません。

ロンドン編

1日目

キーワード;JALスカイスイート、ハイアットホテル

成田からロンドンへの移動。
JALスカイスイートで、かなり空の旅が楽になりました。
しかし、ビジネスクラスが蚕部屋に見えるね。
今年は25日クリスマスから休診。いつもより1、2日早いだけでまた新たな発見が。

今回の宿泊先は、ヒースロー・イクスプレスの終着駅に近いので、初めて乗ってみようと思ったが、なんとこの日ロンドンはほとんどの公共交通機関が運休(日本ではありえない)とわかり断念。
そこでAlan1でお迎え頼んだけど、まあ、未だに白タクに近いようなのが来るな。そもそも空港が混んでいるためか、到着が1時間近く遅れたんだが、そしたらドライバー待っていないの。探し回ったよ。1時間半は待つと書いてあるんだけど。
同じ会社のドライバー見つけて、電話してもらい、ようやくそこから10分くらいでわれらがドライバー到着。飛行機はよかったのに、ここで疲れたじゃないか!!クリスマス特別料金でべらぼうに高いのに!
運ちゃんは、今年はトルコからの出稼ぎ。イズミール出身。アズミール、と発音してた。「行ったことがある、ホットスプリングだな」というと、「そうそう、良く知ってるな」と。

そこで、お迎えにほかの方法がないかとロンドンナビを見ていたら、車のチャーターはアディソン・リーhttp://www.addisonlee.com/がいいようだ。普通に黒タクでもいいかも。
参考にするサイトは大切だ。

ちなみにそのホテルはハイアット・リージェンシー・チャーチル。という名だが、なぜかレセプションにはエリザベス女王の目を閉じたお写真。どちらも謂れはよくわからん。勝手に有名人の名や写真を使っていいとは思えんが。レセプショニストに日本人女性1名。聞いても答えられんだろう、と勝手に斟酌し、質問はしなかった。
そもそも、H26年から、ハイアットのゴールドパスポートGP規定が変わります、というお知らせが来て、はじめてたまっていたポイントを使うことにして、このホテルを選択。今までは6000ポイントで4泊までスイートにアップグレードできる、というのが、1泊5000ポイント必要、と急にきびしくなるのだ。旅行者が増えたんだな。しかし、ハイアットは巨大グループなだけに、お客さんの人種がさまざま。リージェンシーなので、最高級というわけではなく、クラブ・ラウンジは、騒然としている。働く方も泊まる方も、多国籍軍。
お部屋はポートマン・スクエアに面した眺めの良いテラス付スイート。天井が低く、エアコンの効きがいまいち、シャワーブースの排水が悪い、のが気になるものの、二部屋独立性で便利。
ちなみにこれを機会にいろいろGP規約を読んでいたら、ハイアットに宿泊すると、マイレージもたまることがわかった。最近はほとんどJALなので、登録することに。
夜中に起き出して、いろいろと調べもの。日本時間がまだ続いている。
しかし、まったくクリスマスらしいことをしていない。
来年はクリスマス明けから休診にするか、カトリックの国でクリスマスを迎えるか、どちらかにしよう。

2日目

キーワード;チェルシー試合観戦、プレミア観戦のハプニング、ロンドン市内バス・地下鉄、トランスポーテーション・フォー・ロンドンTfL、リージェント・パーク、Alan1の限界

本日チェルシーの試合観戦と、あした3日目のマシューボーン・白鳥の湖、が今年のロンドンの目玉企画だ。
海外のサッカー観戦は波乱含み、が通り相場。
そこで、深夜に起き出し(しかし日本時間では普通に朝起きた感じ)、TFLのJourney Plannerで、チェルシーのスタンフォード・ブリッジへのチューブの乗り換えを完全チェック。
しかし、事件は起こった。
事の起こりは、旅行前にさかのぼる?昨年購入したヴィジター用オイスターカードが、俺の分だけないのだ。事務長は、「去年帰国した直後から、なかったよ」という。なんか悪い予感が。
試合開始は15時なので、午前はウエストミンスター・アベイにでも行こうか、とホテルを出て、まずはCDで現金を少々手にいれる。ここからタクシーで行けばよかったのだが、TFLの休日1日券、というのを買ってみたくて、最寄りのマーブル・アーチMA駅へ。すったもんだで、(クレジットカードの入り口が良くわからん機械だった)購入したが、そうなるとつかいたい。ウエストミンスター駅までは乗り換え1回で楽勝、のはずが、クリスマス運休なのか途中駅で降ろされる羽目に。まあ、ここからまた乗り換え乗り換えで行ってもよかったのだが、バスを試したい、という誘惑に負け、地上に。
そこで、飛び乗ったバスがなんと逆方向。やーよくも確かめずに乗るよ!といってもドライバーに聞いてもちゃんと答えてもらえないのだが。あれよあれよといううちに、さっき出たばかりのホテルを通り過ぎ(MAは、チューブ駅としてはいまいちだが、バス乗り場としては、キーステーションのひとつなんだな)、何回も降りるボタン押しているのに無視されて、降りたのは、リージェント・パークの前。
こちら感覚としては、すげー郊外に来た感じ、といってもマダムタッソーにならぶ長蛇がすぐそこに見える。コロンボさんで見た時とはさすがに様変わりだな。気を取り直して、散歩することに。冬の散歩は一番嫌いなことのひとつだよ。
孤独な老人がメタボなリスに餌をあげたり、ロンドナーが犬をたくさん連れて散歩する姿を観察できた。リスは太ってもリス走りするね。池で白鳥やカモも見たので、動物園にはいかず、チューブでホテルにもどる。帰途、乗り降り自由、の自転車システムを利用しようかと色気が出たが、これ以上のリスクは避け却下。ヘルメット持参した時にトライしよう。そんな日が来るのだろうか?

長い前置きだった。

ホテル休憩後、さあ、スタディアムに出発。
MAのあるオクスフォード・ストリートは買い物袋を抱えた人人人。こんな国と我が国のインフレ率を比較してどうなるんだ??セルフリッジは、買い物客の入場制限している。ジャイアント・オーダーの列柱が立派な建物。ミケランジェロがコンセルヴァトーリのデザイン(カピトリーノ美術館と同じ)で始めた列柱様式、1層2層を貫く柱はジャイアント・オーダーと言われるものだ。シンメトリックなルネッサンス様式とくらべると、壮大感がでるな。まあ、どれもギリシア、ローマを模倣し、さらに工夫したわけ。最近の勉強成果。
でだ、時間指定までして調べて出発したのに、乗ったら、車内放送で乗り換え場所が違うのだ。路線図を見ても、調べてきた駅が乗換駅になっていない!パニックですよ。
事務長が「このまま乗っていてもいいのでは?」と冷静に言うが、「降りたい」と降りて職員に聞く。この職員がなかなか普段見つからないのだが、地上駅のせいか、たまたまいて。どうやら路線図にはないものの、逆向きのどの電車に乗ってもスタンフォード・ブリッジのあるフルハム・ブロードウェーに行くらしい。

しかし、ここで安心したのが間違いだった。
おい、Alan1!!
またお前かよ!
チケット入手はもともとファンクラブから行う予定だったが、事務長の分もファンクラブに入るのが面倒になって、Alan1に頼んだのが悪かった。
巨大なスタジアムで、チケットのコレクション場所が全く分からない。バウチャーに書いてあるコレクション場所が、ないのだ。仕方なくVIP受付に突入し、調べてもらい「アンダーザブリッジだ」と言われたが、そこがどこだかわからない。再びパニックになって探し回ったが、係員は誰一人正確なことはわからないし、適当。最後はまともな係員が、すぐそばまで連れて行ってくれた。ようやく入場。しかし、エントランスが正反対の場所で、再度巨大スタを半周だ。朝の散歩など不要だった。
翌朝は筋肉痛と右ひざ痛だ。
というのも、試合開始にぎりぎりだったので、スタ上部までひと息で駆け上がったから。しかし、シートは昨年のオールド・トラフォードに引き続き上部だったものの、並びが通路側でよく見えたし、去年のマンチェスターより一回り小さいせいか、試合展開もよく見えた。といっても奴らの試合運びは単なる肉弾戦、、、。
サポーターは、マンUよりおとなしいというか子供向けというか、「ちゃ・ちゃ・ちゃ・ちゃ、ちゃちゃちゃちゃ、チェルシー」というのを繰り返している。これならにわかファンでも参加できるぞ。日本人選手がいないせいか、ほとんど日本人がいないのも新鮮。
試合はアザール、ベルギー代表の若い子だな、がグラウンダーではねるシュートで入れた1点を守りきり、1−0の勝利。モウさんも熱くなることなく終わりました。残念?
帰りは特にハプニングもなかった。

しかし、ホテルに帰り着き、日本人の女性スタッフに、ディナーを相談したら、「近場ならホテル内のイタリアンでいかが?(ミシュラン☆で有名)」というので予約をお願いしたが、行ったらしまっているじゃないか。意味不明。翌日ヴォイス・メールが点滅していると思ったら、休業のお知らせが吹き込まれていた。
そこで、クラブ・ラウンジでこちゃこちょ食べて、プロセッコをしこたま頂いたら、眠くなって、また20時には寝てしまいました。
2Fにジムがあり、簡単なスパもついていると思うが、一回も行かずじまいだった。

3日目

キーワード;ロイヤルオペラハウスROH、ナッツ・クラッカーNC、立見席、旅先の親切、マシュー・ボーン、サドラーズ・ウエルズSW、クラブ・ラウンジの軽食

で、今は、3日目の午前。
朝ご飯はまたクラブ・ラウンジで済ませ、この時点、ロンドン入りして以来、まだクラブ・ラウンジ以外で何も食べてないぞ。おなかがいっぱいになったので、ROHのアムフィシアター・レストランに、ランチのキャンセル・メールをして、返事をもらったところ。

ナッツ・クラッカーは、ひとり5£(円安傾向でも1000円切る、物価高のロンドンではありえね〜)と馬鹿に安い席だと思ったら、なんと立見席だと分かり、びっくり。そんなものがいまだにあるんだな。これはチケットをとる時、眠れぬ夜、寝ぼけながらやるからなんだけど、1年たつとやり方忘れていて、というかログインするところが小さくて分かりにくいんだが、うまくチケットをとれないでいるうちにどんどん席が埋まり、残っている連番シートをとったら、それがたまたま立見席だったのだ。筋肉痛の俺に勝算はあるのか?
そのあとSWで、白鳥も待っているぞ。

ROHに到着、チケット・コレクション。全く問題なし。これで当たり前。日本人観光客が毎年増えます。こちらも3年連続ROHのNC。
席を探していたら、ていうか立ち見だからシートないのか?親切なおばさんが、「strangeね」とか言いながら探すのを手伝ってくれた。「ああ、立ち見ならそこね、床に番号が書いてある」みたいな感じ。有難う。しかし、それだけでなくて、「姪の分をチケットとっておいたんだけど、都合がつかなくて来られなかったの。ここに席があるからすわっってなさい、でも誰かにチケットを譲っていたら、来ちゃうから、そのときはどいてね」てなわけで、事務長と交代で座らせてもらいました。この親切な方、毎年来ているんだそうです。
確かにビューティフルだからね、毎年少しずつ演出かえているし、飽きないね。
しかし、ほんと親切な方でした。事務長がいうには、「今年はイギリスのジャケット着ているから受けがいいのでは?」と。20年も前に購入したケント&カーウェン。旅の服装つながりでいえば、コートは出発の朝グレイのウールから、2年前ロンドンにおともしたユニクロに変えたのは大正解。紺色なので、すでにスーツケースに詰めて出した服装と色が合わないけど、機能性で判断。
閑話休題。2年前はストール(平土間)の真ん中、昨年は2Fの1列目、今年はほとんど天井、と天国に近づいてきている。上から見下ろすのはサッカーで慣れているし?とても見やすく、初めてうとうとすることもなく全部見られました。とはいえ、来年はバルコニー席にチャレンジしたいです。
NCは、毎年出演のヒラノさんは、今年はアラビアの踊り。体格がいいので、リフトした女性を落としてしまうことがないことを買われているのか?コバヤシさんは、薔薇の精、これからも伸びていきそうな感じ。金平糖の精は、最近定番らしい、メリッサ・ハミルトン。こちらの方が拍手は多いですね。
NCは、5歳から、となっているので、実際は乳児に近いのも紛れ込んでいる。隣に座った女の子は3人兄弟だったが、「どこから来たの?」と聞いたら、まったく聞き取れない地名だったので、「イングランドか?」と聞いたら、「ソリー?」と聞き返された。ショック。しかし、車内放送を聞いていると、クイーンをカイーンと発音する国だからな。なまっているのはお前らの方だ。
で、最初の方で、クララの弟がくるみ割り人形を落としてこわしてしまう場面。どこからか喃語のような声で「あ〜〜あ〜」と。普段だったら「シッ」という叱責が聞こえそうだが、大うけ。
コヴェント・ガーデンのお店(昨年からのリノベーションでどこにでもあるお店が増えました)を冷かしてから、いったんホテルに戻り、一休み。ここでプロセッコ飲むと終わりますね。

チューブを使い、SWに向かう。最寄りのエンジェル駅は、ノーザンラインで少々不便。乗り換えは多いが、行はバスより安心だ。
しかし、外は寒く、車内と劇場は暑い、の繰り返しは堪える。
マシューは、昨年のスリーピング・ビューティーのワールドプレミアに次いで2回目。前回はストールの5列目くらいで、今回は2F(1st Circle)の2列目。やはり2Fの前の方が見やすい。それだけに、席もすぐ売れてしまう。今回も売り出し当日に購入したんだが、2F 1列目の真ん中のあたりは、既に売りきれていた。たぶん会員が押さえているのだろう。
時差ボケが続いているのと、プロセッコが効いて、かなり寝た。ストーリーとしては、昨年より追いやすかったので、よかったが、事務長に至っては、ほとんど寝ている。しかも、「去年と違う劇場だ」というのでびっくり。去年もほとんで寝ていたらしい。
白鳥は、かなりお笑い仕立てで、後ろの席のグループはバカ受け。プログラムを読むと、「この18年で、(もうこれ18年もやっているんだ)お笑いの要素を減らした。ファンから意見が届けば、いろいろ参考にしている。だから最近の苦情は『音が大きすぎる』程度になった。」とインタヴューに答えていた。たしかに、ニュー・アドヴェンチャーは音が大きい。白鳥は、SBと違って生オケだったが、それでも時々うるさい。
内容は、まあ、男の白鳥、普通にみると、やっぱキモイ。
そして、観客の特徴は、バレエよりもミュージカルに近い。帰り際に気が付いたが、席の下に飲み物や食べ物のごみを大量に捨てていく。これはROHではありえんよな。ロンドンのミュージカル好きな人はあまり言及しないが、これはミュージカルではよくある現象。「子供の教育どうしているんだろう?」と思うくらい。
帰りは、昨年同様、シアター前からバスに乗車。ピカディリーまで乗って、チューブに乗り換えても良かったが、路線図には書いてないものの、オルボーンで乗り換えの車内放送があったので、とびおりた。路線図に書いてないのは、さすがに目の前が駅、ということはなく、探しているうちに次の駅まで歩いてしまったが、セントラルラインの駅だったから、乗り換えなしでMAまで行けた。目論見通り。ちょうどラウンジが終了する11時だったので、ビールを仕入れて帰宅。爆睡。そして深夜3時起き。旅行記、調べもの、二度寝。

4日目

キーワード;ヴィクトリア&アルバート博物館VAM、ラファエロのカトゥーン、ハイド・パークHP

朝起きるとまたクラブ・ラウンジで朝食だ。
朝も夜もそんなにメニュはかわらんが、サーモンはいつ食べてもおいしい。こちらの方は、絶対サーモン好きだ。「崖っぷち」で、離婚直後のリネットがカリスマ・スタイリストと初デート。「このサーモンおいしそう!」と言った相手に、「ステーキハウスで?」と返してしまうセリフを思い出した。崖つながりでいえば、ROHのバーでブリィなみの赤毛を発見。あれが染めていないなら、ブリィ越え、というかブリィが染めているのか。まあ、俺の頭がマグノリア通りに染まっているのは間違いなし。

朝食付きは便利だが、観光にはマイナスだ。腹いっぱい食べて、トイレに行ったり、しまいにはシャワーを浴びてバスに浸かったり、歯間ブラシをしていると、お昼になってしまう。まだ大英にもナショナルギャラリーにも行ってないのに。迷ったが、せっかくなのでホテルに近いVAMに初めての訪問。TFLで交通機関のチェックを外して検索すると、徒歩情報が出てくる。HPを斜めに突っ切れば、40分程度で着くようだ。まあ、こいつらの速足にはついて行けないから、実際はもっと遠いんだろうが。「この世で一番嫌いなことの一つ」冬の散歩に再度チャレンジ。リージェント・パークとほとんど作りは同じだが、さすがに街中、犬が少ない、池の水鳥が少ない、リスは走っていない、という違いを発見。昔、HPそばのホテルに泊まり、コンシェルに教えてもらったイタリア料理店がおいしかったことを思い出す。

今年のロンドンは暖かい。汗ばむころには、VAMに到着。エキシヴィション・ロードの入り口から入り、係員に聞くと、すぐ右側にラファエロのギャラリーがあった。システィーナを飾るためのタピストリーの下絵が7枚ほど展示。「大漁の奇跡」が一番有名らしい。これは実際のタピストリーも向かい合わせに。しかし、バチカンに行くとタピストリーどころじゃなくて、まったく記憶にないな。
今まで逆光でまぶしく来たので、目が慣れるのに時間がかかった。タピストリーと比べると、下絵の赤は、褪色して白くなっているのがわかる。構図など、絵としては散漫な印象。しかし、一部分をアップしてみると、ラファエロらしさが。
休憩がてら、1時間近く滞在。ここは広くてあまり人がいないので、子供用の企画のミーティングポイントになっているようだ。お宝探してデザインしよう!みたいなプログラム。カタールの盗賊にふんした大道芸もどきもやっている。ここも働く人は多国籍軍。
ガイドを見たときから予想はついていたが、ロンドン万博をもとにしたこの博物館自体が散漫なコレクションなので、下手するとなんだかわからないうちにおわってしまいそう。しかし、この「なんでも珍しいもの、貴重なものを集めてやろう」というのが、博物館の原点なんだろう。
VAMのサイトで見どころはチェックしてきたが、あまりよく覚えていない。ラファエロから、ペナントを掲げた魚やなんかに誘われて、階段を数段上がると、ウェアのベッド。宿屋が客寄せに作った大きなベッドらしい。客が残したサインや印?があちこちに。シェークスピアの時代のもの。十二夜で言及されているという。
あとは、事務長とは待ち合わせ場所と時間を決めて、それぞれぶらぶら。
アルデビルの絨毯、イノシシとクマ狩りのタピストリー、Tipuのタイガー。
合流し、二人ともとても疲れていることが分かったので、モリスのデザインしたグリーンルームに。シックな内装だが、セルフサービスの食事処になって、雰囲気はぶち壊しだ。すでに4時だが、サンドイッチなどは列になっているので、ポテトチップスと水だけ買って、グリーンルームに潜り込む。前のお客の食べ残しや食器類が山積。片づけてまっていると、そのうち食器を下げる係が来た。塩と水分を取ると、活力がわいてきた。なんとこのチップスが、ロンドン滞在中、唯一クラブ・ラウンジ以外で口にしたもの。
コートが邪魔だったので、クロークに預けて終了の5時半まで精力的にまわる。ジュエリー部門、宝石が展示されているところは多いけど、こんなに年代別に並べられているところは少ないような。舞台衣装の展示なんかも興味深かった。日本部屋には国芳の浮世絵。この骸骨は大英にもあったかな??

帰りは、既に暗かったので、明かりを求めHPの縁を通り帰宅。クリスマス限定遊園地の横を通ったが、かなり本格的で、入場料も必要なような。どんどこ子供連れにも追い越される。もっと体力をつけたい。徒歩約1時間。
よく歩いた1日。

5日目

キーワード;大英博物館、スケッチ、ウォレス・コレクションWC、ロンドン・シティー空港LCY、ミニキャブminicabit、マドリッドのリッツ、史上最高?のアップグレード

今日はマドリッドへの移動日。夕方の便。それまでは観光。
黒タクでLCYまでいくのは少々つらいかも。ハイアットはウェストエンドで、空港はイーストエンド。ここだとヒースローに向かうのと、距離的には変わらないが、「こじんまりした空港で混雑せず手続きが楽だ」というネット情報で、使ってみることにした。
車はアディソンリーに頼もうかと思っていたが、事務長がLCYのサイトからminicabitというのを見つけてきた。登録してみる。場所と時間を入れると料金が確定して、タクシーより安そうだ。キャブの紹介だけするサイトらしくて、いろんな会社のドライバーが候補に挙がるなかから、自分で選択。こりゃ一種の賭けだ。車によって微妙に値段も違っているし。少々いい車で、あんまり料金がアップしない奴を選んだ。予想時間は40分とのことなので、お迎えは出発2時間前に設定。予想ではドライバーはインド系だな。
それから大英に向かう。ロンドンに来て大英ぬきは考えられない。ハイアットは14時にc/oすればいい。この前からプラチナレベルになったので。それまでは大英を訪問し、c/o後は、すぐそばのウォレス・コレクションを見に行くことに。ちょうど14時30分からハイライトツアーもあるようだ。

大英まではタクシー。
大英は近くにチューブの駅がないので、タクシーが便利、10£くらいだから、2人以上ならチューブと大差ないし。
もう3年連続大英通いしているので、普通に見ても飽きが来てしまうから、今年は簡単なスケッチをすることにした。なんせ、カメラすら持ってこなかったので、スケッチするいい機会だ。去年ロンドンのフォートナム&メイスンで買った赤革の小さな手帳を全然使っていないから、そこにちまちま描いていく。
アッシリアのライオン狩り(ここは昨年よりひろく?なったような)、エルギン・マーブルの西側、ストップかけられてびっくりしている騎手、膝丈のブーツ、セレナの馬の頭、猫ちゃんのミイラ、「Nebamunの沼地での鳥狩り」から猫ちゃんとお魚(ここは新たに発掘されたお墓の周辺から中に至るまでの再現映像が流されている)、ウルのスタンダードの竪琴弾いているおじさん(これは単眼鏡で拡大してみないと見えないよ)、シュメールの夜の女王、フォークトンのドラム、ルイスのチェスマンの頬杖を突いた女王、ポートランドの壺でくつろいでいる女神、philistines(なんとなく好きな原始的なお面だが、日本語訳がわからない)、銀のリラ(ウルのおじさんが持っている竪琴)の牛、金のシャリオット、二重蛇のモザイク、モアイ。なかなかスケッチは楽しい。このあたりで、事務長との待ち合わせ時間となり、落ち合って帰宅。
クラブ・ラウンジで清算。

WCに、徒歩5分。
ハイライトツアーは、ガイドの英語が良く聞き取れないし、説明長すぎて冗長なので、パス。ここは調度品も売りだが、主には絵画を見ていく。しかし、フラゴナールのぶらんこが売りでは、少し地味かな。同じフラゴナールの少年像があって、「顔はリアルだけど服はぼんやり描いている」と事務長が指摘。たしか、フランス文学の鹿島さんもそんなことを言っていたような。印象的な絵です。

早目にホテルのロビーに戻り、キャブを待つ。本当に時間ぴったりでくる。道が混んでいるのでおくれるんじゃないかとひやひやした。ドライバーは、パキスタン出身、予想と大外れではなかった。寡黙な方。大きめの車で、揺れないので助かった。
今回の旅では、まだテムズ川やビッグベンにお目にかかっていない。道すがら、暗いながら、ウェストミンスター・アベイ、ロンドン塔やタワーブリッジを見られてよかった。
LCYは本当に快適。チェックインの仕方がよくわからずにいたら、係員が全部聞き取りをしながら機械ですませてくれた。ぎりぎりかと思ったら、余裕。

マドリッドにつくと、時差が1時間あるので、すでに夜の10時。こちらはとてつもなく広い空港で、移動に時間がかかるうえ、荷物もなかなか出てこなくて、疲れてしまった。天井は竹のような木が使われていて、なごみを醸し出しているけど。マドリッドのリッツからは「スイート客へのサービスで、空港までベンツSクラスで迎えに行く」とメールが来ていたが、本当にSクラスが待っていた。ドライバーに聞いたら、「一度に10万人に対応できる欧州最大の空港だ」と言っていた。その割にがらがらなのに荷物が40分も出てこなかったぞ。Sはさすがに快適。30年ぶりのマドリッドに興奮・事務長は初めて。
30分くらいで到着。チェックインはスムーズ。本来ジュニアスイートで、プラド美術館側をリクエストしていたが「プラド側が部屋を取れなかったので、逆側のデラックス・スイートを用意した」と言う。私的には、「遅い到着、3日以上の滞在」というアップグレードされやすい条件を満たしているので、まあ、そんなもんかと承諾。しかし部屋に入って驚いた。リッツの代名詞、塔のところのお部屋で、とんがり帽子の下の丸い部屋がリビング、バスルームを挟んで寝室、という80u以上ありそうなお部屋。古いホテルなので例によってエアコンの微調節が効かなかったりするが、不満の持ちようはない。まあ、そもそもが高額ですけどね。
枕は柔らかすぎ。

マドリッド編

6日目

キーワード;プラド美術館、レーナ・ソフィアのゲルニカ、タパスで夕食

なんせ年末なので、今日30日と明日31日の午前1日半で、三つの美術館を回らなければならない。のんびり見て好きな絵を見つけたい事務長、じっくり見て回る派の私にはかなりきついスケジュール。しかし、朝食は付けずにいたので、9時45分には部屋を出て、プラドのゴヤ口に5分後には到着。なんせ目の前にある。三館共通券を事前にネット購入。ベラスケス特別展も予約済。あとは、今夜レーナ・ソフィアでゲルニカを見て、あしたの午前ティッセンに。
すでに長い列ができていたが、事前購入者は別の窓口で、すぐに引換券がもらえた。入り口でも優先入場。で10時ジャストにはプラドの中へ。ああ、30年ぶり。ゴヤの二人のマハと、ベラスケスのラス・メニーナスしか覚えていないけど。
ベラスケスの肖像画、という小規模な特別展を開催中で、ネットで10時に予約しておいたが、チケットの引換の時に「何時にするか?」と聞かれた。そんなに混んでいないから、変更可能なのだろう。マルガリータ王女の幼少期からおとなになるまで変遷が良くわかる展示。ベラスケスの肖像画は、単眼鏡でのぞくと視線がばっちり合うタイプ。よく見ると、服装や髪はリアルに描写する部分とぼかす部分と使い分けて、雰囲気を出している。
食事処が混みだす前の11時半に最初のランデヴーで、事務長とカフェテリアで食事。おいものトルティーヤ、ねぎのキッシュ、サラダ、スタッフド・トマトというかトマトとひき肉の料理。サラダ以外はあたたかくおいしい。イタリアでも美術館の食事はまずいのに、食の実力が高そう。
まあ、これ以上絵の話はいいかな。口にするもおろか。あえて好きな一枚を選べば、ゴヤの、王一族の集団肖像画。「床屋の一家みたい」と酷評された一枚。でも、あのイバリの女王をはじめ、よく特徴をとらえている。スペイン王家のたそがれを色濃く物語る。ゴヤに関しては、タピストリーの下絵を描いていた時期、宮廷画家としての時期、黒の時代と3か所に分けて展示している。王国の没落を直視した先に、黒の時代があるんだ。
でも、もしもちかえるとしたら、ムリリョの聖家族。今まで意識してみたことがなかったけど、ラファエロとかと比べても、優しい聖家族を描いている。画家本人はどんな人生を送ったのだろう?ほとんど故郷を出なかった、と言われているが。
5時まで2時間ごとにランデブー休憩を繰り返しつつ、終了。
スペイン親父の小話。トイレでエア乾燥機が動かないので叩いていたら、隣から「こうやってひっぱってみたら?」と声をかけてきた。もちろん引っ張ってもエアは出ない。それを見て大笑いしていた。他人で遊ぶな!
カラバッジョ・ファンには、若書きのダヴィデとゴリアテがある。

レーナ・ソフィアは明日が休みだが、今夜は9時まで開館なので、いったん部屋に帰り、夜出なおす。2時間くらい爆睡。だるかったが起き出して、ゲルニカに向かう。レーナは予想のごとく、ゲルニカ以外にはあまり見るものがなく、1時間あればいい感じ。ゲルニカの感想。「芸術って、なんか考えさせるからアートなんだ」て月並みなことを思った。

その後遅い夕食に。「セルバンテス通りにいくらでもタパス屋がある」と聞いて、トリップアドバイザーなしで出動。
ちょっと覗きながら何軒か見たうえで、お魚メインのタパス屋に。居酒屋の肝っ玉母さんとヘルプ風の二人で陽気にやっているお店。お勧め上手で、たくさんいただく。茹でエビ、いろんな色のムール貝、カメの手、ハモン、これはトマトのブルスケッタと食べるといい、とブルスケッタをつけてくれて。最後はおまけに生ガキを。リオハの赤をボトルで。
ホテルに戻りがてら、もう一軒はしご。ここではチョリソーとビール。地元の人はコップでビールを頼んでいる。真似する。うまい。
本来立ち飲みだが、ビール樽みたいのがおいてあったので、座って飲んでいたら、もう一つ樽を持ってきてくれた。そこにお盆をおいて、テーブルも作ってくれた。優しい。

7日目

キーワード;ティッセン=ボルネミッサ美術館、チョコレート・チュロス、マイヨール広場、大晦日のディナー、地元民

9時まで爆睡。
二日酔いで苦しい。
お風呂にゆっくりつかり、疲れをいやす。旅行中はよく歩くので、1日2回は風呂に入り、体を休めるようにしている。ケネディーみたい。自転車通勤を1年以上続けて、腰痛や風邪は減ったが、まだ歩きに関しては不十分。日頃の鍛えが必要。

ティッセンに向かう。
エリザベス女王についで、個人では第二位の美術品コレクターというこの方は、もともと鉄鋼業で財を成したドイツの財閥だね。ヴィスコンティの映画と関係あるのか??調べてみると、ティッセンと戦後合併したクルップが映画のモデルのようだ。地獄に堕ちた勇者。正確には、館名にカルメン、も加わるのはディッセン男爵がミス・スペインのスペイン女カルメンと結婚したから。今でもカルメンさんは美術館の運営にかかわっているとのこと。
閑話休題、これも目の前。しかし、ロータリーが良くわからなくて。まあ、いいか。
事務長は1時間遅れで来るという。
ここで1枚持ち帰るとしたら、モディリアニのデッサン。これ事務長と意見一致。一番印象的な絵はカルパッチョのもの憂げな若い騎士。子供の目線で見たら、地面にカエルが2匹もいた。
小話として、カラバッジョの聖カテリーナがある。フランシス・ベーコンが一枚あるのも珍しいかな。
特別展にダリのトラの絵は移動していて、チケット売り場が列をなしていたので(開館直後に並べばよかったのだが)、断念。特別展のチケットも、ネットで購入できるようにしておいてほしいところ。

2時まで滞在して、街歩きに。マイヨール広場を目指す。昔来た時も感じたが、そんなに街歩きが楽しい街ではない。そこで出番なのがやっぱりタパスめぐりだ。
まずはサンミゲル教会そばのチュロスとチョコ。言うほどチョコは濃厚ではないし、普通かな。チュロスそのものがうまい。ここを起点に広場の反対側に出て、キノコのタパスの店に。定番のキノコと緑のししとう揚げを頼む。写真のメニューがあり、カウンターで指させば簡単に注文できる。早くも赤ワインの小瓶と。並びのカタクチイワシのタパス屋さん、トルティーヤさんも有名らしいが、今日はしまっている。
ホテルに帰り休憩。マドリのいい点は、ロンドンやパリと違い、朝出るときと、夕方帰る時まだ明るい。歩いていて気分がいい。暖かく明るい。

夜は、コンシェルにホテルそばの店を頼んでおいた。というか「タクシー見つけるのがインポシブルだから、近くの店にしろ」と言われた。本当か??夜9時スタートの、大晦日特別メニュ。もうひとつ「ショー付にするかどうか?」ときかれて、マドリでフラメンコと言うイメージがなかったので、なし、で頼んだが、観光客らしくフラメンコショーをつけても良かったかも。
9時にお店につくと、すでに地元民で大盛り上がり。毎年大騒ぎをする人たちと、静かな人たち、観光客(といってもアジア系は我々だけだな)は、違うエリアにテーブルを組んでいるようだ。「出入り口近くの変な席にされてしまった、リッツからの予約なのに」と思ったが、理由がありそう。
たぶんお客は70人くらいで、年に一度の掻き入れ時、最初からスタッフは戦闘態勢。文字通り走り回ってサーブしている。シリョーレとその娘らしいマダム、他には白黒の縦縞おしきせの女性給仕が3名ほど。うちらのテーブルは、アジア系らしい女性が付いた。決してお客と目を合わせないスタイル。値段も聞いていなかったが、最初コンシェルが「なんとかアレンジしておくけど100?くらいカードでデポが必要かも」というのでびっくりしていたら、「それでシャンパンやワインもついているし、、でも税は別だ」とかいろいろ言っていたので、飲み物はすすめられるまま無礼講だ!システムわからないままどんどこ頼むなんて、大晦日くらいのもんだぜ。シャンパンに始まり、白ワインを開け、赤はグラスで、しめにドルチェと再びシャンパン。考えてみると、直前に高級店のテーブルをブックするには、コンシェルにチップはずまないと無理だな。今回の事前準備は、食事編まで至らなかったので、仕方がない。なんせスタッフのことでたいへんな一年だった。
事務長が調べたところ、お魚のお店らしくて、メインの大きなスキャンピの焼き物はさすがにおいしい。事務長はこのあたりから覚えていないようだが。もちろんハモンも昨日のタパス屋さんに比べるとしっとり感があり、なめらかなお味。
新年としあけ直前には、なんだか鍋を用意しだして変だと思っていたら、コックさんが客席を回りながら、鍋を叩いてカウントダウンだ。頭にかぶりものをしたままの方が抱き合ったりは、お決まり。
地元の方、たぶん自営業の人が多いだろう、の新年の迎え方の一端に触れることができた。また、食事を通して、事務長と、世界の自営業者に関する考えを交換することができた。いい体験。

8日目

キーワード;移動日、オルリー空港、ルレ・クリスティーヌ

元旦。
完全休養日。
リッツでブランチを予約していたのだが、ゴヤ・レストランのスタッフに時間を確認すると、「1時半から4時まで」と言うのでキャンセル。3時にはホテルを出ないと。コンシェルは「12時から始まる」と言い張るんだけどね。もう12時30分過ぎているぜ。1時30分から、というのは普通のランチタイムだ。まあ、昨日のみ過ぎているから、キャンセルできて良かったかも。
結果、時間が余ったので、リッツのラウンジで休憩。
いろんな人が通りかかる。ドレスアップした方、家族、カップル、さまざま。エルグレコやベラスケスの絵に出て来そうな面構えの人も多い。家族なんて、まんま集団肖像画。
空港まではタクシー。きれいなVIPラウンジで、ゆっくり過ごす。これも30年ぶりのイベリア航空。

オルリーにつくと雨。
オルリーは初めて使うかな。小さくて機能的な空港。ホテルまではタクシー。
ホテルはいつもなら右岸だが、「たまには左岸もいいか、オルリーからは近いし」とフランス通信を見て選択。お正月だけに特に値引きはなくて、高い。
計算してみたら、今までのリッツに比べ、単位面積あたりだと3倍以上する。まあ、リッツはアップグレードされていたから単純比較はできないが、パリは高いな。
お部屋はここで四部屋しかないという専用庭テラス付のお部屋。今年はとても暖かく、冬だけどテラスでのんびりする時間を少しだけ持てた。
地下のジャグジーは毎日使ったが、他の客とは一回も遭遇せず。まあ、ちょろいし、サウナは火を入れていないので使いようがないのだが。いい点をあえて挙げればヴォルト天井で雰囲気はいいし、お約束のリンゴがおいてある。朝食代わりに。青は酸っぱく、黄色は柔らかい。赤は日本の林檎にそっくり。

パリ編

9日目

キーワード;ブラック展、グラン・パレGP、ルーブル友の会、お正月までの特別展覧会、ルネッサンスの春展、オペラ・バスティーユ、バレエ、眠れる森の美女、アフター・シアターのお食事、Brasserie Bonfinger、牡蠣

翌朝は打ってかわって快晴。パリの街並みに青空が映える。事務長が「印象派の空」と言う。さらに言えば、パリを描いたカイユボットの空だ。
毎年恒例の、お正月までのGP特別展。今年はブラック展。ブラックと聞いても、ルーブルの天井画の鳥のイメージしかなく、いまいちピンとこないが、3ヶ月ほど前にそれでも時間指定の入場券を事前購入しておいた。残っていた中では朝10時15分が一番早い。まあ、人気画家の企画展では、売り出しと同時に年末年始は瞬間蒸発ソルド・アウトになるので、まあ、競争率が比較的低く、良かった、ということか。
メトロでお出かけ。今までは事務長が「メトロは怖い」というので、徒歩とタクシー移動にしていたのだが、ロンドンでかなり地下鉄になれたし、昨年のパリではまずバスに乗ってみて、どうということもなかったので利用。
ホテル最寄りのサン・ミシェル駅は、入り口が目立たなくて行き過ぎてしまい、散歩がてらシャトレまで移動。サントシャペルにはすでに入場者の列が。ここは年末年始でも開いていることが多いので、人が集まるんだろう。
「ウエルメトロ?」とか訊きながら到着。大きな駅。初めての機械は最初戸惑うが、なんとかシングルチケットを現金で購入。クレジットカードの使い方はよくわからずじまい。ロンドンよりも少し安い。1号線はとてもきれいで事務長も安心。しかし20年前の経験で怖がっているのは、ちとおかしいだろう。
GPの列はいつもの特別展に比べると列が短い。難なく入場。
ブラックは、最初のころはまるでセザンヌそのもの。セザンヌを父とし、ピカソやミロを弟とした画家の展開がよくわかる構成。お持ち帰りしたい一点は、「バスケットを運ぶ女」に決定。
昼近くには会場内はイモ洗い状態となり、11時45分くらいに終了。GPのカフェテリアで、サラダセットのブランチ。量が多いので事務長とシェア。ルーブルと同じ業者が入っているようだ、つまりまずい。12時を過ぎるとめちゃくちゃ混みだすのはいずこも同じ。

あまりに天気がいいので、チュルリー公園を散歩がてら、ホテルに戻る。そもそもカード類を忘れて外出してしまった。
4年くらい前だったか、とても寒く、公園一面が雪景色だったことを思い出す。「遭難しかけたね」。いいえ、すべって転びそうになっただけでした。
ホテルで小休憩。地下のジャクジーで入念にジェットを下肢に当ててから、庭に面したテラスで和む。

さて、今回は、現地でルーブルかオルセーの家族会員になる、という望みもあり。いつもミュージアムパスを購入しているが、オルセーはそれでも列が長いし、横っちょの友の会入口が羨望の的だったのだ。まずは入り口が一つしかないためいつも列が長いオルセーの友の会に入ろうかと思っていたが、ルーブルのことを調べていると、ルーブルで友の会に入った後、オルセーの友の会に入ると安くなることが分かった。ルーブルは写真付なので、少し格上なのかも。逆の順番ではダメみたい。
そこで、今回はまずルーブルの家族会員になることに。
80?で大人2人と子供3人までは入れるし、特別展もすべて含まれ、優先入場なのでとてもお得。まあ、子供はいないのだが。今回3回ルーブル詣でをするだけで、元が取れる。あとは、次回の年末年始の旅を、パリ起点として今年年末に訪問すれば完璧。1年間有効パス。
カルーゾー地下街にある友の会の事務所の場所が最初わからなかったが、係員に聞いて荷物チェックの内側だとわかった。以前ミュージアムパスを買ったところ。今は荷物チェックの外側に販売所があり、長蛇の列をなしている。しかし、ここなら列なしで購入できるのに、どこでも宣伝していない。ルーブル正社員が働く聖地なので、混まないように、わかる人にはわかる状態で運営しているのだろう。「友の会に入りたい」と言うと、カウンターのお兄さんが、「大体のことはわかるか?80?で特別展や教育プログラムを含めてただで入場できる」と説明。「ウィ」と答えて、簡単なドキュメントを記入し、ウェッブカメラで写真を撮り、友の会カードを作ってもらえた。顔写真は妙に縦長。エルグレコになってしまった。
オルセー友の会は、次回のパリで。

正月明けまでの特別展。さっそくルネッサンスの春展に。去年はラファエロ展だった。パリの企画展は、さすがにいつも超一流。夏にフィレンツェで見たときと、同じ展覧会のはずなのだが、全然見え方が違う。それに、ルーブル所蔵品に加え、アメリカやベルリン、行ったばかりのロンドンからも出展が増えている。
去年の夏、ピサのマテオ博物館で見られなかったドナテッロの金ぴかの胸像も、ここで出会えました。これにそなえて修復に出ていたわけだ。カスターニョのフレスコも。
ルネッサンス盛期の魅力は言うまでもないが、初期の息吹はすがすがしい。都合3回見ました。フィレンツェの時とあわせると4回目か。ゴチックに古典へのオマージュをミックスし、洗練された美を生み出したルネッサンスがよく理解できる展覧会。ローマ時代、ゴチックの作品とルネッサンス初期の作品を並べて、共通点を強調していました。お持ち帰りしたいのは、あえて選べば、ミケランジェロの階段の聖母のお手本になったドナテッロの浮彫と、ブルネレスキによる、公募コンテストで落選した洗礼堂の銅板かな。天使が短剣を持つアブラハムの手を押さえている「イサクの犠牲」。

夜はバスティーユでバレエ。
メトロで移動。さすがにルーブル駅はチケットを買う列も長い。
すると、バラのチケットを売る若い子がすかさず来て、その男性から購入。12年前WCで来たときにもいたような。少し安く販売。何よりも時間の節約。本当に使えるチケットだった。
演目は眠れる森の美女。割とチェックするのが遅くて、1ヵ月くらい前位に公式サイトでとったチケットだが、割といい席。オペラ座のサイトは自分では席を選べない割り当てタイプ。ROHは自分で席を選ぶタイプだが。
アフター・シアターの食事をレセプショニストに相談すると、終わるのが遅いので、バスティーユ周辺を勧められた。夜7時公演スタートで、食事の予約は11時にしたら?あなたにとって遅すぎないか?と。オペラではないので、10時半くらいでいいと思ったが、かなり強く言うのでお勧めに従った。一番年配のレセプショニスト女性が、「この前行って、いい雰囲気だった」と言う。

バスティーユのオペラ劇場の舞台は、縦も横も世界最大規模。場面展開用、複数演目同時上演用の予備舞台も五つあるという。
広場の反対側から見ると、劇場自体の壮大さもよくわかる。ただし、正面階段は、あまりに壮麗で、落っこちてしまう危険性があるのか、全然使っていないようだ。そんなわけで壮大な劇場によこっちょから入る。新国立に初台駅から直接入るようなもんだな。

眠れる森の美女。
今夜は主役二人がインビテ。
オーロラ姫 Svetlana Zakharova、デジレ王子 David Hallberg。
会場前で「チケット売ってください」のプラを持ったおばさんが数人。ソルド・アウトのようだ。
あ〜〜〜絢爛豪華。
舞台も衣装もヌレエエフ版は華麗そのもの。
オペラでいえば、アイーダのようなもの。
踊りももちろん素晴らしい。特に輪舞は、ROHでは無理なレベルだろう。しかし、舞台が大きいだけに、バレリイナが小さく見えてしまうのが唯一の難点。
ストーリーは、現在NHK放映中のワンスともかぶって、楽しめた。事務長は例によってこっくりこっくりしている。私は幕間タイムに熟睡してルーブル疲れから回復。
ROHのNCが子供だましに見えちゃうな。去年みたマシュー・ボーンのSleeping Beautyは言うまでもなく別物。
隣は、左右共に、同性カップル。左は男性、右は女性。ゲイや肌の色が違うカップルは、ロンドンやマドリに比べると圧倒的に多い。ボヘミアンな時代を経てきたからか。しかし、右の女性、公演の途中から写真を撮りだしてやめないので、しかってやった。年始は観光客が多くて、マナーが悪いのか?
ルーブルや大英ではめっきりプリゼンスの落ちた日本人だが、オペラ座やROHでは日本人が増えた。日本人の旅行スタイルが変わってきたのだろう。街角でも、以前は「コンニチハ」と声をかけられることが多かったが、最近はもっぱら「ニーハオ」。しかし、劇場にはまだ中国人が少ししか進出していないのが救い。彼らのマナーの悪さはお墨付き、ですから。

終了は本当に10時45分。長丁場でした。ホテルの人、良く知っている。予約してもらったBrasserie Bonfingerは、事務長が調べたところ、またもやお魚の店らしい。広場の反対側、歩いて3分。劇場帰りの方が次々と入ってくる。プレシアターに場所確認したが、道路に出ているメニュを見ると、牡蠣がおいしそうだ。予習してなきゃ、注文は牡蠣だけにしていたかもしれないが、事前にいろいろ見てしまったので、「シェフのメニュ」も二人分頼んでしまった。直感的には失敗で、事実失敗。高い割にまずい。しかし、牡蠣と、モンラッシュのプルミエ・クルはおいしかった。そういうお店なのだろう。あとでトリップアドバイザーを見たら、やたら評価が低かった。
予約していたからか、色ガラス・ドームの下の雰囲気のある席に案内される。
隣には、たまたま日本人の年輩夫妻がガイドさんとあとから来た。オニオン・スープを一人一つずつと、更になんかお肉を一皿頼んだよう。「牡蠣がおいしい店」と教えてあげればいいのに。ガイドブックに、「オニオン・スープはパリの冬の風物詩」とでも書いてあるのを実行したんだろう。でも、奥さん半分くらい残して苦笑いしていたらしい。事務長談。
他には、夜11時過ぎなのに子供連れがちらほら。深夜なので、ひとり一皿だけにしている方が多い。隣の女の子は、フォアグラ。添え物のちゃつねは残しているような。子供のころからこういう生活を経験しないと、パリジャンの立ち居振る舞いは身につかないのだろう。
食後すでにメトロは終了。タクシーを拾って帰る。
タクシーを拾うには、日本のように腕を上げずに、横に出しましょう。
運ちゃん、なかなかしゃれている。「歩いてもいい距離なのに、なんでタクシー?」とフランス語で言うから、「Taxi is better.」と英語で答えると、一応納得。「ルレ・クレスティーヌ」と行先を言うと、「ラレ・クリスティーヌ」と返してくる。その方が発音ネイティブに近いのか?クレスティーヌ通りのホテルに着くと、「コレクト オア ノット・コレクト?」と尋ねてくる。少々マイナーな通りなのであろう。車両もきれいだし、できる初老の漢。

10日目

キーワード;ルーブルの混雑、サクレ・クールSC、モンマルトル、ムーラン・ルージュMR、国際交流

今日でパリともヨーロッパともお別れ。
ルーブルはとても混雑。クロークがクローズしたくらい。
エレベーターKでモナリザのすぐ裏に上がり、入ろうとしたら係員に制止された。ジョコンダの部屋は、一方通行にされて、裏からは入れないのだ。つまりイタリア絵画は一度出ると、またボッティチェリのところにもどってからしか入れない。結局イタリア絵画とスペイン絵画で3時間ほど過ごす。お気に入りのレーニに関しては、私の知る限り、ルーブルが最大のコレクター。どういういきさつだろう?「ダビデとゴリアテ」美しい羽根飾りを帽子につけたダビデ像、フィレンツェのものの方が鮮やか。しかし、折角あんなにたくさんあるのだから、もう少しプッシュしてほしい。特有の「レーニ・ポーズ」の大作が4枚並んでいるのは壮観。
その手前の、ラファエロ工房の「荒野の少年聖ヨハネ」も、かなりよじれた姿勢だな。だんだんマニエリズムしてきている感じ。
スペインに関しては、いいムリリョがある。「虱取りの少年」の足元には、エビの殻が転がっているのが見える。このころからスペイン人はエビ好きだったんだ。マドリのバルでも床にエビの殻が散乱していたな。
逆に、ベラスケスは大したものがなくて、せっかく「スペイン絵画の代表作」というよくできたインタラクティブ・ガイドを作ってあるのに、ベラスケスにはまったく触れていない。

ホテル休憩。
夜はMRに、日本の代理店でネット予約を入れておいた。「フェーエリー」ショウで最後の晩餐。旅行記の検索などしても、誰もそんなことは書いていないが、たぶん高い料理の方がいい席でショーを見られるだろう、と簡単な予測を立て、一番高いメニュで予約。普段はあまり観光客らしいことをしないので、なんか不思議な気分。
ホテルから1回乗り換えるだけで行けるので、メトロで行くことにした。夕方でメトロは東京状態。後ろに立っていたマドモアゼルの靴先をどうやら踏んでいたようなのでが、相手の方が「パルドゥン」と言ってきた。パリジェンヌは、お行儀のいい人が生き残っているなあ。日本はどうだろう?
モンマルトルは初めてなので、ショーの前に少し散策することに。歩き方とネットで予習。MRはブランシュ駅を出たところだが、その二つ手前のアンバスで降りると、ケーブルカーでSCに上れる。まずはSCに向かう。
メトロを降りると赤いサンタ帽をかぶったお嬢さんとおばさんが案内をしている。ケーブルカーのチケットをどこで買うか聞くと、ここで買えばいいというので購入。メトロのチケットと共通。上でも買える、というのだが、様子が分からないのでここで購入。感じの悪いチケット販売の女性。馬鹿にした態度をとるので、睨みつけてやった。案内人を置くより、こんな変な奴を置かない方が、イメージ的には効果的だろう。
駅を出ると事務長、黒人に腕をつかまれて、助けを求めてきた。いわゆるミサンガ詐欺だ。はっきり断れば深追いはしてこない。
ケーブルカーはほんのちょい。
上に登ると風が強い。
SCの中を一周して出ると、パリの夜景が目の前に広がる。地味。風が強く、今回の旅で一番の寒さ。
ここからは、テアトル広場経由、MRを目指す、どれくらい時間がかかるかわからないものの、時間的には余裕があるし、距離的には遠くない。バウチャーには6時45分から7時45分の間に入場するように、と書いてある。
寒いので、テアトルは似顔絵描きもほとんど退散中。タクシーに乗ろうかと思ったが、めげずに歩くこととする。ちょっとはモンマルトルを体感したい。歩き方の地図を見ながら目指すと、だんだん暗い道に。しかも、道が入り組んでいてほぼどこにいるのかわからない。近くのお店に入り、マドモアゼルに、ブランシュ駅への行き方を訊く。店を出て右、右、そこから左に下ってまっすぐ、と手ぶりを交えて教えてくれた。感謝。
それで本当にたどりついた。たまたまその坂は、アメリのカフェや八百屋さんがある坂だった。ユトリロめぐりをする余裕は今回ないが、このサイトに詳しい。http://www.geocities.jp/yamanori418/skech-monmarutoru.html

坂を降り切って、左右を見渡すと赤い羽根が回っている。MRだ。6時40分なのに、すでに長蛇の列。さすがに正月。
寒い中で待つ。
あとから日本人の団体が二つ。μとJTB。大団体で、これなら中国にも負けない?しかもあとから来たのに、先に入っていく。あれまあ。
ようやく劇場内に。
コートを預けようとすると、二人分で4?要求される。しかし、細かいので4?なさそうなので、2?硬貨とたくさん細かいコインをわたすと、実はそれでOK。しかし、こりゃすべてがなかでは有料だな。でも、トイレはタダで、ショーの前は少なくともきれいでした。床のタイルは赤い羽根がモザイクしてあったり、気分を盛り上げます。
お食事タイムは、バンドと歌。
シャンパンハーフボトルがついている、と書いてあったが、二人でフルボトル1本のようだ。催促してようやくお食事スタート。席はぎゅーぎゅーずめで、日本だったら消防法上無理なレベル。
先に入った団体さんは、見渡しても見当たらず、奥の席にまとまっているのではないかと推測された。
注目の自分たちのお席は、舞台からやや左寄りのものの、一番前のテーブル。読みが当たった。かぶりつきはフランス人などの男性グループ。いろいろな感じで、愛と哀しみのボレロの戦友たちみたい。その後ろ、私たちの前は、「四人分どうやらたまたま空いていてラッキー。」と思っていたところ、ショー開始前に強引に3人組が端の席から移動してきた。係員が「この席でいいのか、マダム?」と迷惑そうに話している。
きっと金払いは好さそうなんだろう。マダムのドレスは高価そう。
マダムと若い二人で、「二人はどんな関係?婚約中?」と事務長詮索。確かに仲はよさそうだが、マダムが話しかけても上の空で、ふたりともスマフォに夢中。若い男性はネクタイをきりっと締めているし、身なりの良い3人組。
「どこから来たのか?」とマダムが話しかけてくる。
3人組はロシアからお正月休みで。出ました、目立たないけど、世界で一番BMWが売れる国ロシア。男性が、「妹と来ている」というのでびっくり。すると、鼻の線をなぞる。確かに鼻の形がそっくり。「でも内緒」と、会話上手。しかし「日本人はミルクを飲むのか?」と訊いてくるのには参った。「ロシアでは飲まないのか?」と逆取材したら「ウオッカ」と一言。こちらも「Too much!」と返しておく。マダムは「このふたりは私の孫だ」と言う。これもびっくり。「I can not believe it.」とお世辞をひとつ。社交だね。
横の席は失礼な感じの方々。トイレに行くとき、事務長の椅子を突き飛ばして出て行った。

ショウは、びっくりするくらい面白かった。見てのお楽しみ。ほんの少しだけ英語が聞き取れれば楽しめるようにできている。大道芸(静岡の大道芸WCのレベルを超えている)、腹話術芸(これは観客から舞台に数人あげて、ひとりは日本人と言う若い男性)、ウミヘビ女、いくつかのダンス。
しかし、MRのショウがこれだけ豪華では、国の威信をかけたオペラ座のバレエをしょぼい舞台でやるわけにはいかんな。眠れる森の美女が豪華絢爛なわけだ。

帰りはまだ走っていたので、メトロで。
ついでにサンジェルマンまで行って、フロールをのぞいたら、今年は人でいっぱいだった。外の暗がりで、日本人ギャルソンの山下さんが、たばこ休憩をしているのに出くわしました。この山下さんがNHKの番組で「冬はオニオンスープなんかを楽しんでください」とお話していました。気が付かないふりをして退散。
それがいけなかったのか、帰り道で迷って、ばてました。
MRでシャンパンだけ飲んで、水分補給をしなかったので脱水になったのかも。「脱水で脳の働きが悪くなって、道に迷った」と泣き言をいう。

11日目

キーワード;ルーブル、帰国、JALスイート、ファーストクラスにアップグレード

帰国便は夕方。
朝方、チェックアウトを済ませる。お菓子なんか食べてないのに、二つ請求されているから、請求はやめてもらった。しかし、どうやら、黒人がお菓子をもってきたのを、事務長がプレゼントと思ってもらっていたらしい。しかし、はっきりと有料だと言われたわけではないので、請求すべきではないだろう。実際に、ギフトのビスケットやチョコも置いてあったので、女性には区別がつきにくかろう。

午前は、ルーブル詣で。今回3日目。
もういちど特別展に行こうとしたら、わけのわからん女性係員が、「友の会のカードでは特別展は入れない」と意地悪を言う。しかし、入り口にはでかでかと「友の会会員入口」と書いてあるのだ。「よく勉強しろ」と叱ってやったが、胸糞悪いので、まだ見ていなかったモナリザに会いに行く。今日はそれほどの混雑はなく、交通規制もしていない。ニケの階段はリノベーション中で、どこにいらっしゃるのかわからなかった。いないのかも。ミロのヴィーナスは拝んでおきました。
最近、フランス通信の影響でカトリーヌ・ド・メディチの勉強をしているので、ルーベンスのお部屋も見ましたが、いつもがらがらですね。なんかいい絵、て感じがしないもんな。大きいけど。
レンブラントは、スーティンが、模写と言うかインスパイアされた、吊るされた牛の絵をまじまじと見ました。スーティンがお気に入りでなかったら、レンブラントの中でこの絵に感銘は受けにくいな。

3時にタクシーを頼んでおいたので、2時半に集合し、ホテルに帰る。なんとジャスト3時で、タクシーに荷物を積み込みだしていた。意外と遠かったのだ。
アップグレードのキャンセル待ちをしていたのだが、帰国便は、離れ離れの席ではあったものの、アップグレードされた。ラッキー。ファーストクラスは席の横幅も広いので、普通に眠れて疲れがとれた。40分も早く到着したので、もっと寝ていたかったくらい快適でした。

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